「イイ女はいくらでもいるのに、イイ男が全然いない!」

こんなことを書くと、「おまえは何様だ」とお叱りの言葉が飛んできそうですが……。

これは私が本格的に婚活を始めたころの率直な感想です。

意を決して婚活パーティーに参加すれば、美人で仕事もできて友達もたくさんいる、プライペートも充実していそうなレベルの高い女子は、いくらでもいました。

一方、男性陣ときたら!

なんだか冴えない、話もつまらない、仕事もできなさそう……。

釣書的に高スペックな男であっても、見た目がキモかったり、挙動不審でコミュ障の疑いがあったり、散々自分はお金持ちだと自慢をしたくせに、安い居酒屋チェーン店での食事代をワリカンにしたり……。うんざりする輩はいくらでもいる。

そして、ごくごくわずかなまともな男の前には、婚活女子たちの長蛇の列。

結婚相談所の説明会に参加してみれば、「首都圏には約4万5000人ほどの男性会員様がおりますが、その中で年収800万円以上の男性は100名程度です」という、衝撃の現実をアドバイザーのお姉さんに告げられる。

ちなみに、その結婚相談所には年収1000万円以上という括りは存在せず、最上級の括りが年収800万円以上。男性陣全体をざっと見渡しても、年収400万~500万円がほとんどでした。

ここで、婚活界の不都合な真実を1つ。婚活市場の男女比は、男3‥女7なんだとか。男性側の圧倒的な買い手市場であり、「女は選ばれてなんぼ」なのです。

婚活市場は「女高男低」です。

「年収5000万円以上のお金持ちすぎる男性は何かとクセがあって大変だから、2回目の結婚相手は年収1000万円ぐらいあれば十分かな。お金がすべてではないし、お金があっても幸せとは限らない。経済力よりも思いやりがある人、心が通い合うことを重要視したい。私ってば、なんて謙虚な女なのかしら」

こんな高すぎる理想と自己評価を抱いていた私は、いきなり出鼻をくじかれ絶望の淵に突き落とされました。

しかも、婚活を始めたばかりのころの私はバツイチで無職、ひとり暮らし用の部屋を借りようとしても無職ゆえに入居審査すら落ちる31歳、はっきりいって底辺も
いいところ。完全に自分の価値を見誤っている痛い女であり、「戯れ言は慎みなさい」という声が四方八方から聞こえてきそうな女。それが私でした。